ビックフラワー花図鑑no.5
シャコバサボテン
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クリスマス・カクタスの英名のとおり、晩秋からクリスマスにかけて開花するブラジル
原産のサボテンです。砂漠でなく、樹や岩の上に自生します。
出回る時期からクリスマスカクタスとも、また、最近の品種が主にデンマークで改良されたことからデンマークカクタスともいわれます。葉の先端に花が垂れて咲く姿が愛らしく、花色も豊富で毎年咲いてくれるので人気があります。 開花期は晩秋から初冬にかけてで、葉の先端に2−3個ついたつぼみが次々に開花しますが、つぼみが小さいうちに落ちてしまった、という話もよく聞きます。そこで今回は長く花を楽しむための、購入時から置き場所、管理方法などのポイントについて述べます。(左下参照) |
【良い株の見分け方】 葉に張りがあり濃緑で、葉先のつぼみが小さなものまでみずみずしい株が良い株である。特に葉が赤紫味を帯びてやせた株は根を傷めていることが多いので避ける。 【置き場所】できるだけ日当たりの良い窓辺などを選ぶ。特に米粒ほどの大きさのつぼみは、日照不足で落ちやすくなる。 【手入れ】極端な鉢土の乾燥は避け、乾いたらときどき灌水する。ただし、鉢皿に水をためるような水やりは根腐れの原因になるのでやめる。また、咲き終わった花は早めに基部から摘み取って、次のつぼみに力がまわるようにしてやる。 これらのポイントだけでずいぶんと観賞期間が長くなるはずである。 【咲き終わったら…、翌年も楽しむには】 徐々に水やりを減らし、乾燥気味に春まで休ませる。春に芽が伸び始めたころから少しずつ水やりを増していき、2週間後にひとまわり大きい鉢に植え替える。肥料は置き肥を月に1度、6月まで与える。また6−9月はカーテン越しの日当たりとし、葉焼けを防ぐ。やがて再びつぼみが見えてきて、日一日と大きくなってくるだろう。 |
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