ビックフラワー花図鑑no.4
萩(ハギ)
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秋を象徴する花「萩」 花ことば「もの想い」 弓なりに伸びた細い枝に、小さい蝶のような花を咲かせるハギは、文字どおり秋を代表する花です。 秋の七草の筆頭らしく、万葉集にはいちばん多く歌が詠まれています。 ハギの名前の由来は、古い株から新芽がたくさん萌え出る「生え芽」(ハエキ)が転じたものといわれます。 日本には、数十種類のハギが自生していますが、その種類の違いを見分けることがむずかしいので、ハギの仲間全部を総称して単に「ハギ」と呼んでいます。 古来から深く日本人に愛されてきたハギは、観賞するだけでなく、食用、薬用、屋根材に使われるなど、生活に密着した実用的な植物でもありました。 その可憐な花や葉が風に揺れ、しなやかにたわむ姿には、優しい秋の風情が感じられます。 |
園芸分類:落葉低木 花期:7月〜9月 用途:庭植え、鉢植え、切花 育て方:マメ科植物は根に根瘤菌をつけているので、やせ地には強い植物です。日当たり、排水のよい所ならよく育ちます。植えつけは1月から2月が適期で、やや高めに植えつけますが、地上部は切り取ります。 整姿、剪定:葉が落ちた12月中旬〜2月に地ぎわからきれいに刈り取り、新しい枝条を育てます。 |
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