ビックフラワー花図鑑no.7


アザレア

アザレア

花言葉 禁酒、節度の愛
アザレアの語源は、ラテン語のアザロス(乾燥)で、この植物が乾燥した土地を好むことからだといわれています。実はこの名前は、植物学では消滅しています。しかし園芸界ではアザレアという名前はいまだに使われています。日本に洋種のアザレアが渡来したときそれは西洋ツツジとか、オランダツツジとよばれていました。反対に外国では日本のツツジをアザレアと呼ぶほうがわかりやすく、ヤマツツジなどは「ケルペン種のアザレア」、レンゲツツジは「日本種のアザレア」などと呼ばれています。外国と日本とで名前が逆転しているのはおもしろいです。日本では園芸化されたもの以外でも16の品種を持っているため、アジアにあけるアザレアの中心地といわれています。花言葉の「禁酒」は「乾燥」にちなんでいるようです。

ツツジ科ツツジ属の木本性低木
「原産地」中国 「開花時期」4月〜5月 「花持ち」5〜7日程度
「別名」ベルジアンアザレア
置き場所:比較的低温に強い植物ですが、最低5度以上の場所に置きます。冬の間はガラス越しの日が半日くらい当たる部屋や玄関に置き、5月になってから戸外に出します。暖房による空気の乾燥に弱いので、霧水をしてやります。
水やり、肥料:年間を通じて鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すくらいたっぷり与えます。肥料は花が終わったら、8月を除く5〜9月、液肥を月に2〜3回与えてやります。
病虫害:花やつぼみに花腐れ菌核病がよく出るので、スミチオンなどで防除します。
植えかえ:4〜5月ごろ、花が咲き終わったころに枝を短く切り詰め鉢から抜き、古土を半分くらい落として一回り大きな鉢に植え替えてやります。そうすると新芽が伸び。芽の先に花芽がつき、来年もまた楽しめます。植えかえの用土は、鹿沼土7、腐葉土3の割合でよいでしょう。
殖やし方:挿し木でふやせます。

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